登り標高差:662m
下り標高差:999m
宮崎県児湯郡都農町川北
登り:1時間18分
下り:3時間43分
トータル:5時間06分 (休息時間含む)
ウィキペディアから
登山道は、東側の甘茶谷からのルートが一般的であり、他に西側の板谷谷からのルート、南側の矢筈岳からの縦走路、北側の矢櫃谷からのルート(難路)もある。
山頂付近にはスズタケや樹木が生い茂っているため眺望は良くない。 岩盤が固いため山腹には多くの深い谷が刻まれている。特に尾鈴山から南東へ流下する名貫川から分かれる矢研谷、甘茶谷、欅谷には、落差73mの矢研の滝(日本の滝百選)、落差75mの白滝など大小30を越える滝があり、尾鈴山瀑布群として日本国の名勝に指定されている。
Road Map :R10から県道307号線に入り、クエントウキャンプ場手前の登山口に向かう。
Route Map:甘茶谷沿いの林道終点登山口から山頂に登り、長崎尾から滝巡りをして欅谷沿いに下山する。
尾鈴山 |
長崎尾 |
周回路分岐 |
白 滝 |
欅谷登山口 |
6:58 |
7:40 |
8:55 |
9:10 |
10:41 |
『日本二百名山』 山頂に展望は無いが、瀑布巡りが楽しかった。
『日本の滝百選』 二つの落差70mを越える名瀑布を見ることが出来た。
尾鈴山は滝巡りに尽きる
登山道はつまらなく、山頂からの展望は無く、アケボノツツジは少ししか
咲いていないダメ山であったが、滝巡りだけは楽しかった。
明日は雨の天気予報
明日は市房山の予定であるが、早朝から登れば雨に合わずに下山出来るの
ではないかと考えながら車を走らせるが、既に雨が降ってきた。 取り合えず、登山口で車中泊して市房山に登るかどうかは朝の天気で決めたいと思う。
今日の温泉
移動途中にあった西米良のある”ゆた〜と”(\400)で汗を流す。
サウナとか全て完備されており、リーズナブルな温泉だった。
市房山は遠かった
尾鈴山から市房山までは直線距離30kmの隣りの山の感じであるが、
一の瀬ダム湖をくねくねと走る道は長く、凄く時間が掛かってしまった。
甘茶谷登山口 |
4合目 |
8合目 |
尾鈴山 |
5:35 |
6:09 |
6:40 |
6:53 |
前日の移動
大隈山系登頂後、たるみず温泉館に入り、さっぱりしてから一般道をひたすら宮崎県の尾鈴山登山口に向けて車を走らせる。 道中、信号機がほとんど無く、快適なドライブ。登山口に着いて直ぐに名古屋から来られた日本2百名山キラーの中野さんと出会い、当日は車2台を使って、長い林道歩きをエスケープすることにした。
〔198〕尾鈴山 (1,405m)
車で走れない程の荒れた林道を進むと5分程で登山口に着いた。
左手の斜面に取り付く。 山頂まで1時間30分の表示あり。
中野さんのパジェロに乗り込み、歩くと1時間は掛かる甘茶本谷沿いの
林道を滝を見ながらT字路まで車で上る。 途中、林道を歩いているハイカー8名を抜くが、気の毒感があった。 駐車場は無く、T字路の広い個所に適当に車を停めて林道の右側に入る。
写真は林道を右側に入って直ぐの綺麗な滝壺。
登り一辺倒の登山道を中野さんはグイグイ引張ってくれる。
常緑樹で展望は無く、しんどい運動をしているだけの感じ。
急登を34分にて ”4合目”を通過する。
岩道になると少しは気が紛れるが、本当に面白くない登山道だ。
息を抜ける様な個所はなく、登山口からずーっと
登りぱなしが続く。 途中、何の見所もない。
驚いたことに中野さんはカメラを持っていない。 経過時間のメモを
するだけで写真には興味がないとのこと。 俺に取ってカメラを持た
ない山歩きは考えられない。 常にスペアバッテリー、スペアメモリー、
スペアカメラを持つほどの周到さであり、カメラがなければ山には
登らないと思う。 最近は俺を含めてカメラ馬鹿が多過ぎるので凄く
新鮮な感じがした。
1時間18分にて ”尾鈴山”(1,405m)に着く。
噂通りに山頂からの展望はまったく無し。 これでも日本二百名山か?
たまに ”アケボノツツジ”が咲いていたが、期待した程ではなかった。
登山道には一面のヤブレガサに似た ”ニシノヤマタイミンガサ”が
茂っていたが、花時にはまだ早い様であった。
尾鈴山山頂からは穏やかに下る道となる。 尾根筋を冷たい風が吹き
抜け気持ち良く歩けた。 登りで掻いた汗で寒くなり上着を着る。
下山42分にて ”長崎尾”(1,374m)に着く。
退屈な尾根道歩きであったが、後半は大きな岩が出てきて気が紛れる。
中野さんは日本二百名山を160山程で俺は140山なので、山談義が尽きず喋りっぱなしであるが、お互い、歳でボケの領域に入っているのか山の名前が出てこない。
あの山、その山の切れの悪い会話が続く。
”甘茶谷”への林道に下りる分岐を通り過ぎ、少し歩くと林道を
横断する。 この辺りの分岐には道標があるが、”駐車場”としか
表示が無く、どこの駐車場か判らないので下山時には要注意である。
”長崎尾”は尾根筋の一郭であり、ピーク感はゼロ、展望も殆どなく、
自位置確認のチェックポイントとしてしか役に立たない。
下山2時間04分にて、激下りを消化して綺麗な沢に出たので一服する。
俺は休憩しないタイプだと思うが、中野さんは更に休憩しないタイプの様でお茶を一口飲むと出発してしまう。 この辺りがカメラを持たない
強みかも知れない。
”白滝”側への登山道に入ると激しい下りとなる。
中野さんは瀑布巡りを避けた周回コースを取る
予定だったようだが、車を2台使うことで、
瀑布巡りに同行願えた。
分岐から5分程登り、下山2時間12分にて
”白 滝”に着く。 水量は少なめであるが、
落差75mの段瀑は見事であった。
白谷以後は ”欅谷”(けやきたに)沿いの ”瀑布巡り”の道に入る。
”欅谷”の沢の中を何度も歩くが、雰囲気最高。
中野さんも沢登りをされている様で、沢登りの経験談で盛り上がる。
この滝は名前の表示がなかったが、綺麗な滝だったので無名滝ではないと思う。
通常、こんな滝には ”夫婦滝”の名が使われていることが多いが・・・
”はがくれの滝”はまだ葉に隠れておらず良く見えた方だ。
”やすらぎの滝”は大した滝ではなかったが
滝壺の色が綺麗だった。
この辺りから沢から離れた道となり、大きな滝が沢山ある
のだが、雑木に隠れて良く見えない。 良い場所を探して
この程度の写りしか得られない。
既にトロッコ道なのか手掘り風のトンネル2箇所を通る。
”さぎりの滝”は大きな滝なのであるが、
雑木に隠れて全体が見えなかった。
”瀑布群”が終ると退屈な ”トロッコ道跡”を下るのみ。
道は広く歩き易いが大きくジグを切っているので、
ショートカットを繰り返す。
下山は自車の目の前に出るはずであったが、ショートカットを繰り
返している内に分岐までカットしてしまい林道350m上側の
登山口に降り立つ。 下り3時間43分にて尾鈴山を終了する。
下山後、中野さんの車を拾いに林道を甘茶谷の駐車地まで走らせる。 中野さんは矢研の滝巡りは昨日に済まされているらしいので、ここで硬く握手をして判れる。 しかし、65歳とは思えないタフなオヤジだった。
落差75mの分岐瀑である ”白 滝” 本日一番のハイライトであった。
手掘りのトンネルを抜ける。
”矢研の滝”への散策道は昨夜、車中泊したトイレのある
第一駐車場横から始まる。 入口に散策道マップがあった。
沢の対面はキャンプ場だった。 ならばキャンプ場まで車で行く
んだったと思ったが、ここまで歩いて10分程の距離しかなかった。
真に散策道の感じの道を穏やかに下って行く。
綺麗な ”矢研沢”沿いの道であるが、雑木で沢が良く見えない。
キャンプ場からは登山道らしい道となるが、
勾配は殆どない水平道で歩き易い。
開けた所で見ることが出来た ”矢研沢”。
この沢水は ”矢研の滝”から流れて来ているんだろう。
これが ”矢研の滝”か!とがっかりしたが、これは ”若葉の滝”だった。
岩盤が何故か真っ黒けだったのは印象的であった。
一般滝見道としてはデンジャラス過ぎる道であった。
歩くこと27分で ”矢研の滝”の展望所に着くが、ここから先は立入禁止
となっていた。 滝までは余りにも遠く、滝の迫力がまったく感じられない。
滝壺に近付くと滝の大きさを感じてくる。
落差は ”白 滝”の75mより少し低い73mの分岐瀑で
ある ”矢研の滝”であるが、水量が多い分、こちらの方が
迫力があった。
マイナスイオンを浴びながら昼飯とする。
三段のオーバーハングが落水を飛び散らせ迫力を出している
感じの滝だった。 見飽きないのでしばし眺めていた。
当然、日本の滝百選に入っている滝を遠景で済ます訳には行かない。 対岸に渡渉して
滝壺に向かう。
西米良温泉館 ”ゆた〜と”の温泉で汗を流す。
2011年度の九州の山遠征
〔095〕矢研の滝 (落差73m)
おすずやま
1合目から9合目までの大きな表示があった。
5合目で暑くて上着を脱ぐ。
”9合目”まで来ると気合が入る。
2024年4月19日改定
今日の温泉